WordPressの自動バージョン更新を止める方法

WordPressは、バージョン5.6以降、自動バージョン更新機能があります。
PHPやmySQLのアップデート可能条件が整っている場合は、デフォルトで最新バージョンにアップデートされます。

設定の確認方法

サイトの設定がどのようにっているかは、{管理画面URL}/update-core.php にて確認いただけます。

デフォルトでは、バージョン情報の付近が、以下の表示となっています。

この状態は、WordPressのメジャーアップデートも含めすべて自動アップデートされます。
例:5.8 → 5.9 など 小数点第一位の変更がメジャーアップデートです。

テストリンク「メンテナンスリリースとセキュリティリリースのみの自動更新に切り替えます。」をクリックした場合は以下の表示となります。

この状態は、マイナーアップデートのみ自動アップデートされます。
例:5.8.1 → 5.8.2 など 小数点第二位の変更がマイナーアップデートです。

すべてのアップデートを止める方法

管理画面からは操作できませんので、設定ファイルにスクリプトを追記します。
{WPのURL}/wp-config.php ファイルに以下の行を追加します。
define( 'WP_AUTO_UPDATE_CORE', false );
こ追記で、デフォルトではある、アップデート方式の切り替えリンクも非表示となります。

ちなみに、
マイナーアップデートのみ自動アップデートをする指定は以下になります。
define( 'WP_AUTO_UPDATE_CORE', 'minor' );

すべての自動アップデートを実施する指定は以下になります。
define( 'WP_AUTO_UPDATE_CORE', true );

どちらの場合も同様に、アップデート方式の切り替えリンクが非表示となります。
不用意にアップデートが実施されたり、設定変更の回避に重宝します。

なぜこの設定が重要か

特にメジャーアップデートの際は、問題が起こりがちのため、意図しないアップデートは避けるべきです。
気づいたらアップデートしていて、サイトが止まっていた、表示が崩れていたなども起こり得えます。

そんなトラブルを事前に防ぐために、自動アップデートは自身のタイミングでコントロールできることが重要です。
特に、多くのプラグインを使っているサイト、独自テーマを使っているサイトは、事前にテストサイトなどで確認してからのアップデートをお薦めします。

アップデートも専門家へ

今回ご紹介したサイト更新の設定含め、アップデート対応、アップデート検証でもWordPressの専門チームだから知っているノウハウがいくつもあります。
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