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WordPress制作会社の選び方と費用の相場

WordPressでサイトを作りたいけれど、依頼先をどう選べばいいのか、いくらかかるのかが分からない。制作会社を探しはじめた段階では、まずここでつまずきます。

WordPressは同じ「サイトを作る」でも、既製テーマを設定するだけの作り方から、テーマを一から書き機能を開発する作り方まで幅があります。その幅がそのまま費用の幅になっているため、他の制作物のような相場観が働きにくいのが実情です。

この記事では、費用が何で決まるのか、見積りを受け取ったときに何を確認すればいいのかを整理します。

WordPressサイトの見積り金額は、次の4つでほぼ決まります。逆に言えば、この4つを自分の言葉で説明できる状態にしておくと、どの会社に聞いても近い前提で見積りが返ってきます。

要素 費用への影響 依頼前に決めておくこと
ページ数と構成 作るページの数だけでなく、何種類のレイアウトが必要かで変わります。同じ形のページが50枚あっても、テンプレートは1つで済みます。 必要なページを書き出し、同じ形にまとめられるものを分けておく
必要な機能 公式プラグインで実装できるか、開発が必要かで大きく変わります。ここが見積り差の最大要因です。 「絶対に要る機能」と「あると嬉しい機能」を分けておく
デザインの有無 デザインを支給する場合と、企画・デザインから依頼する場合で工程がまるごと増減します。 既存のデザイン資産(ロゴ・配色・写真)が何を持っているか整理する
新規か、改修・移管か 既存サイトの改修・移管では、現状を調べる工程が先に入ります。作りが分からないサイトほど調査に時間がかかります。 現在のサーバ・WordPressのバージョン・使用中のプラグインを控えておく

補足「まだ決まっていない」項目があっても問題ありません。決まっていないことが分かっているだけで、見積りの精度は上がります。

すでにあるサイトの作り直しを検討している場合は、WordPressサイトのリニューアル・改修|進め方と注意点で、全面リニューアルと部分改修の見分け方と進め方を解説しています。

WordPressサイトの制作費は、おおむね次の工程に分かれます。見積書がひとまとめの金額で来た場合は、この粒度で内訳を出してもらうと比較しやすくなります。

工程 やること
企画・設計 サイトの目的の整理、ページ構成、運用体制のヒアリング、必要な機能の洗い出し
デザイン トップページと下層ページのデザイン、スマートフォン表示の設計
コーディング・WordPress構築 テーマの実装、管理画面から更新できる箇所の設計、プラグインの選定と設定
初期設定 サーバ・ドメイン・SSL、セキュリティ設定、アクセス解析の設置
保守・運用(多くの場合は別料金) WordPress本体とプラグインの更新、バックアップ、セキュリティ監視

同じ規模のサイトでも、既製テーマを使うか独自に作るかで数倍の差が出ます。そのため、単一の相場額を示すことにはあまり意味がありません。複数社から見積りを取り、内訳の粒度をそろえて比べるのが唯一の方法です。

参考までに、WordPressケアスタジオにご依頼いただく場合は25万円〜(税込・最小構成)ご依頼の多い価格帯は50〜100万円です。ページ数・機能・デザインの有無で変わりますので、まずは概算をご相談ください。

補足制作費とは別に、公開後の保守費用が毎月かかります。相場感はWordPressの保守費用の相場は?WordPress保守サービスの比較まとめにまとめています。

金額だけを見比べると、後から差額が出ます。次の7つは、契約前に文面で確認しておくことをおすすめします。

企画、デザイン、コーディング、構築、初期設定のどこまでが入っているか。デザインは「トップページのみ」で、下層ページは別費用というケースがよくあります。

WordPressを選ぶ理由の多くは「自分で更新したいから」です。どのページの、どの部分を管理画面から変更できるのかを、公開前に一覧で示してもらってください。ここが曖昧だと、公開後に文言ひとつの修正でも依頼が必要になります。

市販テーマを使うのか、独自にテーマを作るのか。市販テーマは初期費用を抑えられますが、テーマ側の仕様に縛られ、乗り換えのときに作り直しになることがあります。独自テーマは自由度が高い代わりに費用がかかります。どちらが良いかは運用年数の想定次第です。

使用するプラグインの一覧と、有料プラグインがある場合の年間ライセンス費を確認します。更新が止まっているプラグインは、将来そのまま脆弱性になります。「なぜそのプラグインを選んだか」を説明できる会社を選んでください。

WordPressは標準のままでは対策が不十分です。ログイン周りの保護、管理画面へのアクセス制限、バックアップの取得先が構築費に含まれるのか、保守契約に含まれるのかを分けて確認します。

月額費用に何が含まれるか(更新作業、バックアップ、監視、コンテンツの修正回数)、緊急時の対応時間、解約の条件。制作と保守を同じ会社に任せると、トラブル時に責任の所在で揉めずに済みます。

サーバ・ドメインの契約名義、WordPressの管理者アカウント、デザインの元データが誰のものになるか。名義が制作会社のままだと、乗り換えたいときに動けなくなります。自社名義にできるかを必ず聞いてください。

初期見積りが安く見えても、後から差額が出やすいのは次の3つです。

  • ページ単価だけで積んである — 「1ページ○万円 × 10ページ」の形式は分かりやすい反面、機能や更新性の設計が入っていないことがあります。フォーム、検索、絞り込みなどは別費用になりがちです。
  • 更新できる箇所が決まっていない — 公開後、修正のたびに追加費用が発生します。年間で見ると保守費用より大きくなることもあります。
  • 保守が入っていない — WordPressは更新を止めると脆弱性が残り続けます。制作費が安くても、後から復旧費用がかかっては意味がありません。

依頼先は大きく4つに分かれます。どれが優れているかではなく、自社の状況に合うかどうかで選んでください。

依頼先 向いているケース 注意したい点
総合制作会社 ブランディングや撮影、紙媒体まで含めてまとめて任せたい WordPressの実装は外部委託の場合があります。誰が構築するのかを確認してください
WordPress専門 更新性やセキュリティ、既存サイトの改修を重視したい デザインの提案力は会社によって幅があります。実績を見て判断してください
フリーランス 小規模で、やりたいことが明確に決まっている 体制が1人のため、稼働できなくなったときの引き継ぎ先を決めておく必要があります
自社で内製 更新頻度が高く、社内に運用できる人がいる セキュリティとアップデートの責任も自社で持つことになります

補足上記は傾向です。同じ分類でも会社ごとに体制は大きく違うため、実際の判断は見積りと担当者の応対で行ってください。

WordPressの制作費用は、ページ数・機能・デザイン・新規か改修かで決まります。相場を1つの金額で捉えようとするより、内訳の粒度をそろえて複数社を比べるほうが確実です。

そして金額と同じくらい、「公開後に自分たちで何ができるか」と「データの名義が自社にあるか」を確認してください。この2つは、後から取り戻すのが最も難しい部分です。

WordPressケアスタジオは、構築から保守・トラブル解決までを一貫して承っています。ご要望をお聞きしたうえで、概算とスケジュールを無料でご提示します。費用感だけのご相談でも構いません。

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